施術方法について

東洋医学の概要

東洋医学の概要

西洋医学の概念は、「身体から病気の原因を除去して治す」こと。
東洋医学の概念は、「身体の自己免疫力を上げて健康な状態へ近づける」こと。

この両者は全く異なる体系であり、アプローチの仕方も異なります。それだけに、「東洋医学と西洋医学の併用」が可能であることも、大きな特徴といえます。

なかでも、はり師やきゅう師は国家資格としても認定されています。ぜひ、これを機に、はりやきゅうの仕組みをご理解ください。

東洋医学が重視する「気」とは?

東洋医学が重視する「気」とは?

「気」は目に見えない空気のような性質があり、温まると上昇しやすく、呼吸によっても取り込まれます。「気」は身体の中で飲食物と合わさって、身体を動かすエネルギーや身体を構成する血や骨、筋肉などになるとされています。

「気」は多ければ多いほど良いというものではなく、過度な状態のことを「実証」と呼び、頭痛やめまい、立ちくらみなどの原因となることがあります。一方、「気」の流れが滞った状態を「虚証」といい、体調不良や疲れが出やすくなります。

つまり、「気」は「実証」と「虚証」のいずれにも偏ることなく、「中庸」のバランスを取ることが大切です。「気」の流れは川の流れにも似ており、一定の速度で身体をめぐり、自己免疫力を維持しています。ダムのようにせき止められたり、鉄砲水のような悪影響をもたらしたりしないよう、施術で「気」を整えていきましょう。

東洋医学では病気の原因は大きく3つに分かれる

外因(暑・寒・乾・湿・風など)

季節外れの天候の影響や過度の湿度、乾燥、冷暖房なども含まれる。

内因(怒・喜・思・憂・恐・悲・驚など)

過度の感情の高ぶりは五臓を痛め、体調不良の原因となる。

不内外因

食べ過ぎ、飲みすぎ、過労、睡眠不足など、日常生活の不摂生が健康を害する。

東洋医学における五臓の働き

肝臓

「血」をたくわえ、気や血の流れを円滑にする。不調になると、目まい、のぼせ、不眠、貧血、月経異常などになりやすい。

心臓

五臓六腑や精神活動を取り仕切っている。不調になると、動悸、不眠、うつなどになりやすい。

脾臓(胃腸)

飲食物の消化吸収を司り、「気・血・津液(水)」を生み出す。不調になると、おなかの張り、重だるさ、便秘などになりやすい。

肺臓

呼吸により「天の陽気」を取り入れ、「気」を全身にめぐらす。不調になると、手足の冷え、アレルギー症状、疲れやすい、風邪をひきやすいなどの症状があらわれる。

腎臓

全身の水分代謝を調節し、生殖能力も司る。不調になると、足腰の冷え、ほてり、むくみ、生殖器の障害などが起こりやすい。

施術に使う器具

はり

はり

髪の毛より細い、専用のはりをご用意しておりますので、痛みはほとんど感じません。施術ごとに使い捨てる「ディスポーザブルタイプ」を用いていますので、衛生面でもご安心いただけます。なお、必要に応じて、電気を用いた施術を併用する場合もございます。

きゅう

きゅう

「しろねこ治療院」で用いているのは「ボールきゅう」と呼ばれるタイプのものです。お料理などで使うボールの中に火の付いた炭を入れ、「湯たんぽ」を当てるようなじんわりとした温かさで施術していきます。

お身体の不調・お悩みはご相談ください

普段抱えている重荷を降ろせる場所として、精神的な意味でも良い環境を整え、
皆さまのご来所をお待ち申し上げております。

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